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美術館巡り

今日、仕事はお休み。そう、4連休なのだ^^。
今日は前から気になっていた2つの美術展、上野の森美術館の「ダリ回顧展」と世田谷美術館の「ルソーに見る夢」を見に行った。

ダリの作品のほとんどは幻想的なもので、シュールレアリスムと呼ばれている。よく一般に使われる「シュールな」という言葉は、ここから来ているらしい。
ダリ回顧展では、想像以上にダリの作品が多く展示されていた。平日とはいえダリの人気は高く、館内はすごい人ごみ。一つの作品を見て次の作品に移るまで10分以上かかった。
そのどれもが幻想的というか奇妙といったらいいのか、ボクはとても興味を持ったのだが、館内で放映されていたダリ作の映画「アンダルシアの犬」を観たとたん気分が悪くなり、すぐに美術館を後にした。ああいう作品は駄目。一気にダリへの熱が冷めた。

ダリの作品は幻想的なものでありながら、それがとてもリアルに描かれ陰影もはっきりしている。まるで3DCG作品のようで、どこか冷めたような感じも覚える。
それに対して素朴派と言われるルソーの作品は風景画や人物画のような現実的なものなんだけど、どこかユーモアがあって微笑ましいものばかりだ。
ボクが気に入ったのはルソーの描く人。平面的で決してリアルではないけれど、表情やポーズが独特でユーモアがあり、思わず微笑んでしまう。あとは色使い、全体の構図も印象的だった。
ルソーは本格的な美術教育を受けていない日曜画家という点でも好感を持てる。本格的に絵の世界に入ったのは40歳を過ぎてからだって。うん、ボクもまだまだいけるかも……なんてね^^;。

朝10時に出かけて、帰ってきたのは夜の8時。昼飯も食べずに歩き回って疲れた。今日はぐっすり、ルソーの絵の夢でも見られたらいいな。ダリの絵の夢はごめんだけどね^^;。
美術館巡り_d0038566_0414861.jpg

※写真は世田谷美術館のある砧公園
by tara-ex | 2006-11-25 00:43 | 音・映像
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