S氏の事件

現代のベートーベンとして話題になった(自称)作曲家S氏が、実はゴーストライターを使用していて耳も聞こえていたという問題。その真実が証されてからしばらく経ちましたが、ボクの中ではあの騒動はなんだったのかと、未だに胸に引っかかっています。ボクだけでなく、皆さんもこの真実を聞いてビックリしたのではないでしょうか?しかも、それがゴーストラターから告発されるなんて!

S氏の音楽を聴いたことはありませんでしたが、メディアに大きく取り上げられていて、その存在を知っていました。また、耳の聞こえない人が壮大な交響曲を作曲したということに、単純に尊敬していました。しかし、真実を知った後、彼の言動をYouTubeなどで観ましたが、彼が悲惨というか滑稽に見えて仕方ありません。当然、彼に対して怒りを覚えている人も少なくないと思います。
たしかに、人間には他人より優位に立ちたいとか、有名になりたいという願望があることは否めないと思います。しかし、ウソをついて人を騙してまでやるか?っていう感じですね。

真実発覚後の彼の記者会見を、YouTubeで観ました(YouTubeってホント便利だな^^;)。公の場で自分の口からウソを認め謝罪するということ自体は、大変勇気がいることだと素直に認めるところもあるのですが、彼の発言にはいくつか疑問に思うことがあり、後味の悪いものでした。その中で一番大きく引っかかったのが、ゴーストライターのことを訴えると発言したことです。彼は自分のウソが大きくなりすぎて怖かったようなことを言っていましたが、それだったら真実を証してくれたゴーストラターに、少なくとあの場では感謝する言葉を言うべきではなかったのでしょうか?人は謙虚な姿勢を見せなければいけません。ボクもこのことでは、いつも反省しています。

彼のウソがゴーストライターによって暴かれなかったら、どうなっていたのでしょうか?ウソを突き通し、世界にまで進出してより多くの人の感動を呼び、音楽の歴史にその名を刻んだでしょうか?それとも、恐怖、罪悪感に堪えられなくなり自らそのウソを告白したでしょうか?まぁ、そんなこと今更考えても仕方ありませんが、今回の事件は人間のエゴの産物として、日本のメディアの歴史に大きく傷を残したことには間違いないと思います。
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by tara-ex | 2014-03-23 19:32 | ひと休み | Comments(0)
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